奨学金、教育ローンを利用するなら

学資保険の見積もりを取るとき「学費の全額を、学資保険だけで準備することは難しい」という点に注意をしておきましょう。それだけ高額の満期保険金を受け取るためには、月々に納付する保険料も、かなり大きな額が必要となります。

「奨学金を利用する学生さんが増えている」というニュースは、不況を反映してのことではあるのですが、「やりたいことがあれば、なんとかして道を探そうとする」という若い方がいることの現れでもあると、私は思います。

ただ、奨学金や教育ローンを利用するなら「いずれ返済をしなければならない」ということも、考えなければなりません。

特に、奨学金は「学生さん本人が債務者」となりますので、返済が滞ると、学生さん本人の個人信用情報に「延滞」という履歴がついてしまいます。クレジットカードが作れない、住宅ローンが利用できないなど、様々なデメリットが待っています。

お子さんが進学をする前に、このことをよく話し合った上で、奨学金や教育ローンを利用するのがいいですね。

近い将来のことも考えて学資保険の見積もりを

学資保険の見積もりを依頼するとき、私たちの意識が一気に15年後~18年後に飛んでしまっていることがあります。ただ、学資保険の保険料を納めるのは、すぐに始まって15年後~18年後までずっと、継続することになります。

1つ心配なのが「義務教育はお金があまりかからない」というイメージについてです。

確かに、学校教育費や学校給食費だけを見れば、公立の幼稚園より、公立の小学校・中学校のほうが安いことが、文部科学省の「子どもの学習費調査」からも明らかです。しかし、小学校、中学校の在学中には、学習塾に通ったり、習い事をしたり、地域の活動やボランティアに参加するなど、学校外の活動にかかる費用が、たくさん必要になります。

学資保険の見積もりを取ると同時に「満期保険金がもらえるまでの間、資金繰りをどうするのか?」ということも、考える必要があります。

ファイナンシャルプランナーに相談しながら「今、心配なことは何か?」「本当にお金が必要なタイミングはいつか?」を把握していくのがいいと、私は思います。

学資保険の見積りで相談したいこと

学資保険に加入する前に、どのくらいの学費を準備しなければならないかを相談に乗ってもらったり、見積りを出してもらったりすることになります。
このとき「生命保険料控除」のことも、ぜひとも相談しておいてください。

無料相談を受けたい場合には、時間の制限もありますので、用意する金額、月々の保険料、保険商品の特徴などについてのお話がメインになるでしょう。

ただ、生命保険料控除のことは、きちんと聞いておかなければ、年末調整・確定申告の時期になってから、パニックになるということも考えられます。
生命保険料控除は国の制度ですので、どの保険を選ぶかということで、違いが起こることはありませんが、年末調整・確定申告で必要なことを聞いておくだけでも安心です。
一度でも、手続きの流れや必要な書類を理解しておけば、次年度からはスムーズに手続きができるようになるでしょう。

また、他の生命保険や地震保険などに加入しているなら、控除を受けられる部分があるかもしれませんので、ファイナンシャルプランナーや税理士などの専門家の方に相談する機会を持つのも、良い方法だと私は思います。

保険料の見積もり、1社では足りない?

Q.保険料の見積もり、1社では足りない?

A.学資保険に「何を求めるか」「必要な保障は何か?」をしっかり考えた上で、見積もりを出すことが大切なのですが、この際「1社だけで決めてしまう」のは、非常にもったいないことです。

満期保険金一つ考えても「同じ保険金を受け取ることができるなら、月々の保険料が安いものを」と考えて選びたいものですよね。
そのため、複数の会社の商品で、見積もりを出してみることは大切です。

ただ「兄弟がいるので、兄弟割引が受けられる保険会社がいい」「学資保険の保険料を、早くに支払い終わっておきたい」などのはっきりとした希望があるなら、見積もりの金額だけに頼らず、そういった条件を重視して決めるべきかもしれません。

見積もりを取ると共に、ファイナンシャルプランナーに相談すると良いでしょう。

相談する前に「どういう学資保険を選びたいのか?」「見積もりを出してみたけれど判断がつきかねているポイントはどこか?」を整理してから相談すると、ファイナンシャルプランナーの方も、的を絞った答えをしてくれるように感じますよ!

見積もりを出すことの意味

学資保険に加入するときは「どのくらいの学資を確保しておけば、子どもに好きな進路を選ばせてあげられるか」を考え、月々の保険料を算出する目的で、見積もりを出す方が多いでしょう。

それは「見積もり」の重要な意味なのですが、「思ったより保険料の負担が大きかった」という場合には、無理をしないということも大事だと私は思います。

お子さんは、幼稚園から小中高へ進むにあたって、学費が必要ですし、そこでの生活を安心して送ることができてはじめて、大学進学への意欲がわいてくるものです。高校までの学費が確保できない状態で、大学入学費用だけは学資保険で確保する、というもおかしな話です。

「思ったより、保険料が高かった」という場合には、学資保険の満期金額を見直すことをしても良いと、私は思います。

まずは高校までの生活を、安定して送らせてあげることが大事で、大学に進学する時点では、家庭の経済状態などをお子さんにも知らせながら、学費のことも「共に考えていく」というのも、教育の一つではないでしょうか?

学資保険で全てを賄おうとし過ぎない

各社が発売している学資保険には、「海外留学、大学院進学にも備えられる」「満期年齢の設定によっては、学習塾の費用などにも充てられる」といった、実に多彩な商品があります。このような広告・宣伝を見ていると「学資保険であらゆる場合に備えなければならない!!」と意気込んでしまいがちです。

ただ「お子さんがどんな進路を希望するか?」は、そのときになってみるまでわかりません。
学資保険だけで、それらの費用を用意するのではなく、貯蓄や資産運用でそれらの費用を確保する方法だってあるわけです。

また「お子さんの希望を何でも聞き入れる」だけではなく、「家の経済状態を知らせた上で、どのような進路を歩むべきか、お子さんと話し合う」ということも、お子さんが18歳にもなれば、大事なことです。

教育ローンや奨学金の利用も考えると良いでしょう。

私自身、大学入学後に、資格スクールに通ったり、大学院に行ったりする場合には、学費のこと・奨学金のことなどを、きちんと両親と話し合ったことが、良い経験だったと思っています。

「全てを学資保険で賄う」というのが良いことかどうか、見積もり出してみる段階で、考えることが大事ですね。

学資保険をどう役立てる?

Q.学資保険をどう役立てる?

A.学資保険の見積もりをするならば「最終的にどのくらいの満期保険金を受け取りたいか?」を考えなければなりません。

子どもが幼稚園・保育園~大学4年間を過ごす間にかかる学費は、進路によっても異なりますが、1,100万円~2,400万円と言われています。
学資保険は、これらの全てをまかなうためのものではありませんので、学資保険の見積もりを出すなら「全てを学資保険でまかなおうと、考えすぎない」ことが大事です。

学資保険の満期保険金を受け取るまでには、10年~20年という年月が流れます。
今は「多少高い保険料でも、なんとかやりくりして見せる!!」と意気込んでいても、10年以上、そのテンションを続けることは、難しくなります。

そのため、ファイナンシャルプランナーに相談しながら「学費とは、どのくらい必要か?」「そのうち、学資保険でまかなうのは、どの部分か?」を明らかにするといいでしょう。
素人だけで、見積もりを出して、すぐに契約を決めるよりは、お子さんのためにも、契約までの時間をかけてもいいのでは、と、私は思います。

学資保険の見積もりを役立てるには?

Q.学資保険の見積もりを役立てるには?

A.学資保険の見積もりを依頼するときに、皆さんもお気づきになるかと思うのですが「子どもが中学、高校、大学と進学する」という人生をもとに、見積もりを出してもらうということになります。

ただ、お子さんの歩む人生は、選択の幅が広がっていて、フリースクールや大検予備校で学ぶ、といったお子さんも増えています。

もちろん、お子さんが0歳~6歳くらいのときに、学資保険の加入を検討されるという方が多いでしょうから、そこまでの進路変更について考えて、学資保険を選ぶというのは、難しいことのほうが多いのです。

私としては、学資保険の見積もりを依頼すると同時に「もしも、5年、10年、15年と経って、見積もり依頼時の状況とは変わってしまった場合に、相談できる場があるか? 学資保険の解約をするとどうなるか?」を知っておくことが大事だと思います。

ファイナンシャルプランナーの中に、そういったアドバイスをしてくれる人が、いるかもしれませんので、ぜひ信頼できる方に相談すると良いでしょう。

学資保険のインターネットで見積もりは参考になる?

様々な保険会社が、インターネット上で保険料の見積もりを出すことのできるサイトをオープンしています。

見積もりは無料で行えることが多く、保険料の目安がわかって、大変便利です。

ただし「インターネットで見積もりをしただけで保険会社を決めない」ということも大事です。

ご家族・お子さんの状況や、他の保険の加入状況によって、必要で最適な保障内容は異なりますので、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に「現在はどういう状況なのか」「必要な保障は何なのか?」を相談しながら、加入する学資保険を決めることが大事です。

私も見積もりサイトを利用していると「数値をいじることが楽しい、ゲームのような感覚」になってしまい、いつまでも決められない、という経験があるので、見積もりサイトだけに頼らないことが大事だと思います。

学資保険の選び方で、重視するポイントは?

見積もりの際に重視すべきことは「必要な保障内容は含まれているか?」「必要のない保障までつけていないか?」「教育資金が必要なときに、受け取りをする設定で見積もりをしたか?」などのことです。

早生まれのお子さんの場合には、満18才で満期を迎えるように設定をすると、必要な時期に学費が受け取れないという場合もありえるのです。

ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談すると、このような細かい点に気づいてもらえたり、必要ない保障とは何かを教えてもらえたりします。

せっかく問い合わせるのであれば、見積もり内容もふくめて専門家に相談する機会にすると、一気に必要な情報も入手できてお得です。見積もりをお願いしたからといって加入のプレッシャーを感じる必要はありません。

いざ契約となると、担当者との付き合いも長いものになります。良いファイナンシャルプランナーとの出会いがあれば一石三鳥ですね。

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